病苦は釈尊がお説きになった真理、「生老病死」の「四苦」のひとつです。

私ども病苦研究会は、この病苦に悩む方々に、仏教の立場からどのようなケアやサポートができるのかを探求し実践していくことを目的としています。

現代社会では、医療技術の急速な進歩により病気のメカニズムが細分に.解明され、多くの病気が治癒可能となって参りました。

同時に病気に関する種々の情報が広く世間に届けられるようになり、病気に対する不安やそれを患う方々の悩み苦しみ、そしてその先にあるかもしれない「死」への恐怖は、むしろ強まっているように見受けられます。また物質文明発展の陰で、心の病に苦しむ人々も確実に増加しています。

一方で昨今の我が国では、「仏教=死の儀礼」という偏った観念が築かれており、病苦に悩み心の癒しや救いを求める人々が、寺院や僧侶を苦しみを訴え相談する先として見ていない場合が多いという事実も否定できません。


病苦研究会では、これらの現実を正面から受け止め、

(1)私ども僧侶が釈尊や弘法大師の御教えを通じて、病苦に悩む人々にどのように関わっていけばよいのか、死が間近に迫っている人に何か安心を与えることができないか等を探求すべく、専門の講師をお招きし研修会を開催して参ります。

(2)中期的には「院の復活」を念頭に置き、お大師さまの済世利人の精神に基づいた病院建設をも目指して参ります。

つきましては何卒趣旨をご理解のうえ広くご参加をいただき、ご指導ご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

病苦研究会 委員長 美松 寛昭

至心合掌
病苦研究会本部事務局
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